2015年に起きた浜松市で5人が死傷した事故があり、事故車両の運転手で中国人の女性・于静(ユ・ジン)が殺人などの罪で起訴されていました。
1審では静岡地裁浜松支部の裁判員裁判判決では懲役8年の判決が下っていました。

しかし東京高裁では静岡地裁の判決を破棄し、まさかの無罪判決となりました。

実際この判決には疑問を持っている人も少なくありません。

「なぜ無罪?」とは多くの人が思うでしょうね。
記事によっては無罪の理由の説明もなかったりするので、この記事で補足しておきます。

そもそもこの事故は赤信号の交差点に進入し、横断中の歩行者を次々にはねたかなり悪質なものでした。

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事故内容

まずはこの事故がどんなものだったのかを書きます。
2015年5月2日に起きた事故になります。

運転手の中国人女性・于静(ユ・ジン)は交差点手前で一度は赤信号により停車します。
しかし歩行者が横断歩道を渡り始めた瞬間に車を急発進させます。

彼女が停車していた前方には同じく信号待ちをしている車両がありましたが、それを追い抜くようにしてスクランブル交差点へ進入しました。

歩行者は次々にはねられ、さらに約200m先の交差点まで進み、信号待ちしていた車両に追突する形で停車しました。

亡くなったのは最初にはねられた31歳の女性です。
そのほかには4人が軽傷を負っていますが、その中には生後10か月の乳児もいました。

自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)で現行犯逮捕となりました。

事故だけを見るとかなり悪質で、殺人罪が適応されてもおかしくはありません。
しかし今回無罪の判決が下っています。

そしてなにより1審の判決でも懲役8年は少ないように感じますよね。

無罪の理由は責任能力?

だいたい予想通りですが、彼女は精神的に不安定な状態だったことから、責任能力の有無についても精神鑑定が行われていました。
東京高裁では朝山芳史裁判長が精神科医の意見書などを基に、「当時は緊張病性興奮の状態にあり、行為制御能力などが著しく低下していた」「完全責任能力があったと判断した1審判決は明らかな事実誤認がある」「統合失調症の症状が悪化した状態にあった」などから今回の無罪判決となったようです。

事故当時、運転手の中国人女性・于静(ユ・ジン)は統合失調症で精神障害2級だったみたいですね。

ただ正直これには納得できない人も多いでしょう。

統合失調症だから無罪というのであれば、亡くなった人の遺族は辛いでしょう。
(実際わからんけどぼくならそう思う)

認知症の人の犯罪でも確かに無罪判決になることも少なくありません。

しかし殺人などの罪で無罪となる場合でも誰も責任を取らなくていいのでしょうか。

精神障害2級だったら運転させないように周囲の人間が防ぐべきだったのではないでしょうか。

高裁のマウント

今回1審での懲役8年の判決は裁判員裁判での判決です。
裁判員裁判は地裁で行われる第1審刑事事件で殺人罪などの刑の重い重大犯罪に限られています。
基本的には裁判官3人、裁判員6人で行われ、一般国民が裁判員となり判決を決める地裁は高裁でひっくり返りやすいのです。

今回の判決がそうだと言うわけではありませんが、高裁の朝山芳史裁判長が一般国民を交えた判決なんか間違っていると嫌がらせで逆の判決をしたのかもしれません。
国民は法律を深く知っているわけではないですからね、高裁でそう思ったとしても不思議ではありません。

日本では最高裁だと選挙の際に裁判官に×を付けれますが、それ以外は国民は関与できないんですよね。

恐ろしい話です。

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まとめ

責任能力があったのかどうかの判断は本当に難しいと思います。
ただだから無罪というのもどうしてもぼくは納得できません。

亡くなられた方に対して誰も責任を負わないというのはおかしいでしょう。
もちろん無罪となったのであれば仕方ありませんが、こういった事件が起こらないような対策は必ず必要です。

最近でも高齢者の事故は本当に多いですよね。

自分や自分の周りの人間がいつそういった被害に遭うかもわかりません。
そんなときに加害者が責任能力なしで無罪となれば、みなさんは納得できるのでしょうか。

責任能力がないのであれば、周囲の人間がもう少し管理するべきなのではないでしょうか。
まともに思考もできない、なにをしても罪にならないなんて怖すぎます。