日本の映画は面白くないと感じている人は少なくないと思います。
実際に映画をたくさん観る人の多くは邦画よりも洋画をたくさん鑑賞していると思います。

そもそもの数が違うのはわかるのですが、それ以上になにかつまらないと感じてしまう理由があるんじゃないでしょうか。
欧米の映画だけでなく、韓国やインドの映画もかなり話題になっていますが、日本の実写映画はいまいちパッとしません。

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日本の映画(邦画)がつまらない理由

日本の映画を面白くないと感じるにはそれなりの理由や事情があります。
もちろん全部が面白くないというわけではありませんが、爆発的なヒット作というのはそう多くありません。

それぞれの問題点を挙げていきたいと思います。

キャストの問題

多くの人が感じている違和感はキャストの問題が大きいのではないでしょうか。
日本の映画の出演者は事務所の力で決まると言っても過言ではありません。

他の国ではきちんとオーディションを開催し、その中から配役を選びます。
要するに実力主義なんです。

しかし日本の場合プッシュしたい俳優だとか、大衆人気があるアイドルという理由だけでキャストを決めていては衰退しても仕方ありません。
もちろんそんなキャスティングだと、全然実力が伴っていない役者を見てもつまらないですよね。

さらに事務所からキスシーンがNGなどの制約がある場合もあります。
そこまで大きな影響ではないでしょうが、演出的に不十分になってしまうのは否めません。

予算の問題

製作費も他の国に比べて段違いに少ないのが邦画の特徴です。

日本の映画は基本的に日本国内でのみ放映される前提です。
グローバルに展開しないので、興行収入が見込めません。

そうなると割り当てられる予算も決まってきますよね。

一度作ってしまえばあとは上映するだけなので、より多くの人に見てもらえる方がいいのですが、国内市場だけだとちょっと厳しいです。

一般的に邦画の製作費は平均すると約3億円ほどと言われています。
「永遠の0」は10億円と比較的に高めです。
現在公開されている「キングダム」も破格の製作費と言われていますが、10億円ほどと言われています。

一方ハリウッド映画で製作費が最も高いのが、「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」で341億8,000万円になります。
ハリウッド映画はだいたい100億円を超えることが多く、ハリー・ポッターシリーズもだいたい100~300億円ほどで制作されています。

中国でも新人の映画監督一作目の作品に対しても製作費が10億円を超えてきます。

インド映画は日本と同じくらいの予算ですが、製作本数が年間約2,000本と世界一位です。
この本数で日本と同程度の製作費をかけれるというのは強いですよね。

韓国は製作費こそそれほど高くありませんが、国が製作費や宣伝費、技術的な支援を行っています。

制作陣の問題

予算とも関係してしまうのですが、やはりカメラワークや演出などが非常に平凡だと言えます。
全体を映す引きのアングルが多く、拘りなどがあまり感じられない作品が多いんですよね。

どういった位置からカメラを回すのか、カット割りなども非常に大切になってきます。

あと脚本が稚拙なものも多いです。
リアリティがなかったり、セリフ回しも安っぽいなど鑑賞中に没入できなくなる要因があります。

また日本の映画では絵コンテをほとんど書かないというのも聞いたことがあります。
さらに韓国なんかはハリウッドに積極的に学びに行くそうですが、日本ではあまり聞きません。

ワンパターンな作品が多いという声もありますが、製作陣だけの問題ではなく観客側にもあると思います。

観客の問題

なぜワンパターンな作品が多いかというと、それさえやっておけば人を集められるからとも言えます。
恋愛映画なんかは本当にワンパターンなの多いですよね。

「演技力がある」という理由だけではないキャスト重視で映画を観る人というのも、正直、悪影響ではないでしょうか。

アイドルが出るから、そのファンが映画を観るという動機が悪いとは言いませんが、映画の質を落とす原因が多いです。

映画に限ったことではありませんが、ファンであるなら厳しい意見を言うのも大切だと思います。
無条件で高評価するのは盲目すぎるし、製作側のためにも良くないですよね。

日本の映画(邦画)の良さ

いろいろと邦画つまらない点、良くない点を書きましたが、逆に日本の映画ならではの良さもあります。
よく言われると思いますが、日本のホラー映画は本当に怖いものが多いですよね。

日本人の恐怖観に合致しているという点もありますが、「リング」や「呪怨」は海外でも評価が高いです。
海外のホラー映画は猟奇的なシーンが多いですが、日本のホラー映画は精神的にじわじわと恐怖感を覚えます。

そもそも論ですが、世界観設定が日本の場合は感情移入しやすいというのもありますね。
この感覚は同じ人種、文化的背景に起因するのでフラットな見方ではないですけど。

好き嫌いが分かれるかもしれませんが、日本の映画ではっきりと描かない部分が多いのもありますよね。
観客に委ねるだとか、どっちにも取れる結末だとか。

そういった終わり方って個人的には嫌いではないので邦画の良さとしたいです。

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まとめ

大きな括りで評価しているので、邦画の中でも面白い作品があるのは言うまでもありません。
一方で洋画でも面白くない作品もあります。

SFやアクションなどは予算の関係上どうしても難しいのかもしれませんが、日本の映画も面白いものもいっぱいあるので頑張ってもらいたいですね。